自然光についてお話した次、今度は時々お問い合わせいただく「各撮影スタジオの広さと画角の話」をと思います。
単なる面積・寸法だけならサイトに掲載していまして、それももちろんひとつの参考になるのですが、カメラの面白いところの一つにレンズによる画角の違い、がありますよね。
同じ風景でも使うレンズの焦点距離によって画角が変わり、印象が全く違うという…また、実用面としては「全身が写せるのか」というのも大変重要ですよね。
結論から言って、換算28mm程度(つまり、最も身近なキットレンズ18mmでAPS-C)なら、ほとんどのスタジオのだいたいのアングルでも全身は入ります。
あとは状況次第、例えば複数同時撮影でスタジオの端から端まで使えない、といったことはありますが、ご参考になれば。
画像が多く長くなるのでいくつかの記事に分けますね。
撮影スタジオ1号館の場合
まず撮影スタジオ1号館、下図の赤の矢印のあたりの位置から、トレードマークのような大きな窓、南西から北東にカメラを向けた場合です。

換算28mmでこちら。天井から床まで十分に入ることがわかるかと思います。

続いて、換算75mmの場合。ひざ下くらいまでになりそうですね。

逆に、北東側から南西側の場合。立ち位置はこちら。

換算28mmで

換算75mmでこちら。これでもじゅうぶん全体を映し出せますね。

さらに、短辺側も見てみましょう。

換算28mmですと足元まで十分に、

換算75mmですとさすがに狭くはなりますが、ベンチの横幅は十分。座っていれば膝元くらいまで映し出せそうです。

撮影スタジオ2号館の場合
撮影スタジオ2号館はひと部屋めの幅が少々狭めですが、こちらなどご覧いただきイメージしていただければご安心できるのではないかと!
立ち位置はこちらから

ここから換算28mmで…こうです!頭上に余白を開け、カーテン上部の飾りを入れてもひざ下くらいは大丈夫そうですね。人物中心で座ってる状態でしたら足元まででも写せそうです。

対して75mmだと…こう!さすがにちょっと狭いですがグッと迫った感が出て、バストアップには良いのではないでしょうか。

そして2部屋めの短辺側、ベッドを映し出す場合です。

換算28mmでこちら!…天井際から床まで、ちょうどくらいですね。
換算75mmですと、こう!ちょっともたれかかったり、寝姿の上半身なんかにいいですね。

おおお…こうして並べてみると、テキストはまだしも画像情報が思った以上に多くなりました。
撮影スタジオ3号館以降の続きはまた次の記事にて!
とはいえ、まだ足りない方へ
なるほど、撮影時のイメージを考えやすくはなった。でもどうしても肌感覚で実際に見ておきたい!というお気持ち、よーく分かります。
よって、当スタジオではロケハン大歓迎しております。
基本的に平日のみ、土日祝は応相談となりますが、メールあるいはお電話にて、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ!
みなさまのご来訪、心よりお待ちしております!