こんにちは!さて前回
「明るさが見た目の印象と変わってしまうのはよくあること、
まずはその調整を覚えるだけでも十分ですよ!」というお話をしました。
今度はその次、構図の話を少ししたいと思います。
なぜならば構図こそはカメラの機種、性能に関わらず人間が選択し、判断し、
各人において個性の出る部分であるからです。
さて、ひとくちに構図といっても、
「画面の中で被写体を置く位置」なのか
「カメラの位置や角度」なのか、と分けられます。
前者をレイアウト
後者をアングル
と呼ぶこととして、まずはレイアウトについて述べていきますね!
構図もいくつかのパターンがありまして、必ずしもこれでないといけないと言うわけでは無いです。
感情のおもむくままでよいですが、それがわからない、そそしてそうでなくとも定番を知っておくのは良いこと。
下記のパターンから真似していくと安心して始められるのではないでしょうか。
1.分割

画面を縦横に三分割し、そのライン上や交点になるところにメインとなる被写体を置く構図です。
ザ・基本といった趣があります。さりとて安定安心で、使い古されてるということもありません。おすすめです。
2.日の丸構図

被写体をど真ん中に置くパターンです。
分かりやすい。シンプル。ド直球。アップにすると迫力が出たりもしますね。
反面、こればかりだと単調になってしまったり。
初期の頃に何も知らないままだとそういう癖が出る方が多いようで、他の構図も試してみるとよいかも!
3.額縁、トンネル

旅先や窓のある屋内での撮影時に。
わりとお手軽にカッコよくなっておすすめですが、そうしてるはずなのになぜかいまいちな印象になることも度々なので、これならいいというわけではないのでご注意。
4.三角

どちらかというと静物を並べるときや、ポートレート時のバランスに。
正三角形だとキチッとしたもので、少しリズムが欲しい時は崩し、
さらに不安定、動きが欲しいときは逆三角形にするとそれらしく。
これも古典的伝統的なものですね。
5.ななめ、対角図

動きや長さ、大きさを見せたいとき。
アクションや活発なポーズ、風景などでよく使いますね。
なおポートレートで斜めばっかりだと、なんだか落ち着かないというか
こまっしゃくれた感じになりかねないので要注意をば!
6.二分割、対比

うまくいくとカッコイイのだけれど、なんかどっちつかずでいまいちにもなりやすい、やや中級向け。
対立するものなら定番のひとつですね。
いまいちどっちつかずになるようでしたら、ここから派生させて一方に寄るというパターンもよくあります。
7.放射線、集中線

ななめをもっと多く、それらが一点に集中してるような構図です。
街並みや鉄道、車両関係、工業的なものなどに。
なお個人的に、図書館など本がずらりと並べられている整然とした棚の、
この構図に大変至福を覚えますw
また、大きなカテゴリとして
アルファベットの形を模すとよい、というのもあります。
26文字すべてではないし、今回のものと重なるのも多いですが
次回はそちらをご紹介いたします!